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頭を柔らかくして色んな視点が欲しい人におススメ!『具体と抽象』の感想

前田裕二さんの『メモの魔力』を読み、抽象化についてもっと知りたくなり、こちらの本を読みました。

一言でまとめると、「具体と抽象はどちらも大事」「両方の考え方ができる人が強い」という本だと感じました。

薄い本なのに、いい値段するな…と最初は思いましたが(笑)、薄いからこそ無駄がなくて読みやすい。

抽象と具体を著者のなかでうまく使って、1冊の本にまとめたんだろうなと感じます。

ただ、1回読んで全てをわかろうとするのは難しいかもしれません。

私は大学生の時に購入し、社会人4年目の今また読み返しました。

響く部分、理解できた部分は増えた気がするけど、また10年後や20年後に読んだら印象が違うんだろうなと感じられる本です。

これも読者が自分で考える余地がある、程よく抽象的な本ってことなんだろうなあ…

特に今の自分が「なるほど」と思ったところを何点がご紹介します。

どのレベルの話をしているのか

「リーダーのいうことはぶれない方がいい」

「リーダーは臨機応変に対応すべき」

一見すると相反する教訓はなぜ存在するのか

第8章では、話がかみ合わないことについて考察されています。

これは抽象と具体、どのレベルの話をしているのかが大きく関わっているとのこと。

目標や理念のようなピラミッドの上の方に存在していることは「ぶれない方がいい」

目標を達するために今すべきことは状況の変化に合わせて「臨機応変に対応すべき」

これは確かにと納得しました。

具体レベルでしか上司の指示をとらえられていないと、指示が少し変わっただけで大きく戸惑ってしまう。

でも、目標や理念を理解できたうえで、自分のやるべきことが見えていると全然違いますよね。

自分がやっていることと会社の理念や目標を結びつけることは大事だから、会社に入るとまず理念などを学ぶんだなと今更ながら思いました(笑)

ついやっていることに集中して視野が狭くなりがちだけれど、今自分がやっていることが何につながるのか、立ち止まって感がる機会はどんなことにも必要ですね。

それぞれで必要なスキル

抽象レベルと具体レベルでは、実施する際に必要なやり方や考え方が変わってくる。

これも納得でした。

確かに大きな計画をつくるのと実際に動くのとは必要なスキルもやり方も変わってきますよね。

今まで私が抱いていた違和感はここだ!とピンときました。

世の中は上流、抽象レベルのことをやる人が偉い人、すごい人という物差しが強いように感じます。

でもそこに本来優劣はないですよね。

だって、やっていることが違うんだから。

求められること、必要なことが違うんだから。

下流の人がやっていることが上流の人からもっと大切にされるべきなのに、と思うことは今まで何度もありました。

具体と抽象をうまく使って

具体レベルで見ると失敗してへこむ。

より抽象度の高い目標をモチベーションに頑張れる。

その一方で、抽象化して、ひとまとめにして誤解や思い込みの怖さもある。

抽象、具体にも優劣はなくて、自由に抽象と具体を行き来できることが優れているんだと感じました。

難しいけど、何かに行き詰ったときはレベルを変えることを意識するとうまくいくこともあるのかも。

また何年か後に読みたいなと思いました。

計画をつくる管理職になったり、もっと会社全体のことが見えるようになったらこの本を読んで違う気づきがあるんだろうなと感じます。