今日もいい日だったと思えるように。
仕事を頑張る

早大卒の20代会社員が福祉業界に転職したきっかけ

観光業界から福祉業界に転職した25歳のざくです。

このままでいいのかなと思いつつ、

転職ってとても勇気が必要ですよね。

今回はそんな方の少しでも参考にしていただければと思い、

私がそもそもどうして福祉業界に興味を持ったのか、

どうして転職をしようと思ったのか、お伝えします。

障がい者支援をやることになったきっかけ

ときは大学生時代にさかのぼります。

たまたま別の大学に進学した高校の友だちと映画を観に行った帰り道の話です。

「私いま大学でパソコン通訳をやっているんだよね」と言う彼女。

なんでも、授業と授業の空きコマに耳が聞こえない大学生の隣に座って、

教授の話をカタカタとパソコンに入力する活動をしているとのことです。

ボランティアのような人の役にたてることをしたいな、と思いつつ

なにをしていいかきっかけがつかめていませんでした。

そんな私は、友だちの話をきいて、「これだ!」と思いました。

また、少しではありますが、お金をもらえるのも魅力でした(‘_’)

早稲田大学障がい学生支援室との出会い

早稲田のなかにも早稲田大学障がい学生支援室という

障がいを持った早稲田生を支援している団体があることを知りました。

さっそく説明会に行き、使用する機器の使い方などのレクチャーをうけて

授業の支援をすることに。

小中学校で特別支援学級があったりと、周りに障がいを持った人はいたものの、

きちんと話をしたりするのは初めてでした。

自分と同じ学年の耳の不自由な女の子を支援することもありました。

彼女は補聴器をつけることによって聞こえる音と

私の唇の動きを見て、会話をすることができました。

好きなキャラクターや本、恋愛の話などなど

授業の支援には関係ないこともたくさんおしゃべりしました。

彼女と話すのは楽しかったです。

ただ、「テニスサークルには入っているけど、飲み会は楽しめない」

「ざわざわしているところだと周りの声が聞こえない」

「何回も聞きなおすと悪いなと思ってしまう」

という言葉に衝撃を受けました。

彼女たちと接する中で、悩みを聞いたり、配慮の方法を模索したりするなかで、

もっと障がいについて知りたいと思うようになりました。

放課後等デイサービスでのアルバイト

そんな私は、障がいをもった小中高たちが放課後に集まる場、

放課後等デイサービスのアルバイトを見つけました。

放課後等デイサービスについては、福祉系学部ではなかった私がバイト先として放課後等デイサービスを選んだ理由で紹介しています。

言葉での意思疎通が難しい子どもたちと接するなかで、

たくさんの気づきがありました。

初対面で、「何歳ですか?」と聞く私に

「何歳ですか?」とオウム返したA君。

(からかったりしているわけではありません。)

悪いことをして大人が怒っても、

馬鹿にしたように怒った大人を真似するB君。

「僕なんか死ねばいいんだ」と突然道路に飛び出すC君。

おそらく家に帰れると思っていたのに、

施設に連れてこられて

言葉にならず号泣し、

壁を蹴り

自分の腕を噛み始めるDちゃん。

同じ障がいでも人によって性格も育った環境も違う。

そんな当たり前のことを感じて、

目の前のその人に全力で向き合うことの楽しさを知りました。

そして、もう一つ。

私が早稲田生であることは彼ら・彼女らには全く役に立たない、ということ。

私は高校生の時、一生懸命勉強して、なんとか早稲田に入学しました。

早稲田に入れた=人より優れている、と

当時、「早稲田」ということに変なプライドを感じていました。

ですが、言葉を発しない小学3年生のF君が

私の服を引きちぎらんばかりに握り

道端で泣き叫んでも

私は何もできませんでした。

一方、施設の職員さんは悩みつつも、

うまく子どもたちにフォローをいれています。

肩書や学歴は役に立たないこと、

そして自分も一人の人でしかないこと、を知り、

目の前の人に対して何ができるか、が最も重要であると感じました。

…本当に今思い返しても恥ずかしい限りです。

障がいを持った人々と活動をすることは学びがあって、

そして何よりとても楽しいと思いました。

観光業界への就職

そのままアルバイト先に就職することも考えました。

ただ、福祉業界というのは当時の私にとって

出会える人も限られていて、狭い世界に感じました。

また、父親に「早稲田に行ったのに福祉?」と

反対されてしまいました。

父がこわかった私は、

一度一般企業で働いてみて、福祉への気持ちが変わらないようであれば、

戻ってこようと決めます。

期限は3年。

前職は一緒に働く仲間も素晴らしくて、

毎日学びがありました。

とても楽しかったです。

このままずっといれば給料も安定しているし、

年功序列で昇格もしていく仕組みだったので、

ずっとこのままいてもいいかなと思ったこともあります。

観光施設で働いていたので、

目の前のお客様が「今日もいい日だったな」と思ってもらえるように、

自分なりにたくさん考えました。

でも、素敵な一期一会のたくさんの出会いを経験する中で、

むしろ人生に深く関係できるような関わり方をしたい

という気持ちが強くなりました。

たくさんでなくていいから、深く関わりたい。

これが私の転職理由です。

やりたいことをやりたい。

もちろん、私は観光施設よりも、福祉業界の方がいいですよー、と

言いたいわけではありません。

ただ、もし大学時代の私のように、プライドや不安が邪魔して

やりたいことがあるのにできない人がいたら、

すごくもったいないなと思います。

一度しかない人生なのだから、

過去の自分や肩書きに邪魔されないで

やりたいことは全部やり切りたいですね。

一緒に頑張りましょう♪