今日もいい日だったと思えるように。
仕事を頑張る

【教育者必見】読まないと誤解したまま…『自閉っ子、こういう風にできています!』の感想

こんにちは。ざくです。

今回は、『自閉っ子、こういう風にできています!』のレビューをします。


自閉症に関心がある方だけでなく、

  • 小中高大の先生や保育士さん
  • お店など接客業をしている方
  • まちで不思議な行動をしている人を見かけて疑問を持った方

などたくさんの方にこの本を読んでほしいなと思っています。

定型発達(ここでは自閉症ではない人と言う意味です)の人と自閉症の人とでは、

そもそも世界の見え方が違って、驚きがたくさんあるはず。

お互いが自分たちの世界を当たり前だと思っているから、なかなか分かり合えない。

相互理解のための糸口が書かれている本だと思います。

この本を読んだきっかけ

本の内容に入る前に、私がこの本を読んだきっかけを紹介します。

(読み飛ばしていただいてももちろん大丈夫。)

私は現在、児童発達支援事業所で働いています。

児童発達支援事業所というのは、

未就学の障がいをもった子どもが月に1回~決められた回数通う療育施設です。

遊びながら、色や数字を学んだり、体の機能を整えたりしていきます。

私は働き始めてまだ数か月。

言葉でのやり取りができない子どもももちろんいます。

ざく
ざく
もっと子どもが見ている世界を知りたいな

と思って、この本を手に取りました。

「コタツに入ると足がなくなる」

どこからどこまでが自分の体かつかみにくい。

誰かが傘をさしてくれていたとしても上を見て自分の傘だったら、

自分が傘をさしていると思って腕が使えない。

逆に誰かから借りた傘を自分でさしていたら、

自分の傘じゃないから私は傘をさしていないという理解になる。

音やまぶしいものなど余計な感覚が入ると歩き方を忘れてしまう。

万事、そうやって頭で考えながら行動するとなると…

すごく疲れそうだなと私は素直に思いました。

「どういうケアを望みますか?」

よく定型発達の人がしがちな質問ですよね。

でも、そもそも定型発達がどんなものかわからないから、その質問も困るとのこと。

私はそうだよな…と、今までの自分の言動を反省しました。

本の中では、「誤解するような説明はしないで」「ちゃんと説明して」と言っています。

例えば、「頑張ったから○○できた」だと、できなかったときに頑張ってなかったことになってしまう。

より具体的に、「ちゃんと左手で抑えていたから、はさみがうまく使えたね」とか声掛けをするようにしたいと感じました。

すべてを理解するのは難しいけど…

この本は言葉での意思疎通が図れる自閉症のお二人の本でした。

ただ、実際には言葉でのやり取りが難しい人もいる。

急に暴れたり落ち着かないとき、

とにかく席に座らせたり制止するのではなく、

何がそうさせたのかを考えることが一番重要だと改めて感じました。

読みやすくて、わかりやすい

他にも「偏食の理由」や「クラスメイトを学校の備品だと思っていた話」など、

”おもしろいはなし”が載っています。

ページ数は300ページ超で厚みがある本ですが、対談形式なので読みやすいです。

教育や人に携わる職業の方には特におすすめです!