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『つながりの作法』の感想~ほどよい距離とバランスの難しさ~

『自閉っ子、こういう風にできてます』や『自閉症だった私へ』を読み、障がい当事者の書く本に興味があった私。

次はこちらの本を読んでみました。

少し難しいかも…と思いつつ読み進めていくと、「確かにそうだよなー。」と思えて、気持ちが楽になるところがあったので、ご紹介します。

どこにいても息苦しい

運動や発声など自分の感覚の”おかしさ”に苦しんでいた綾屋さん(著者の一人)。

「アスペルガー障がい」と診断され、同じ障がいのコミュニティに参加すると、共感できることがたくさんあり、救われた気持ちがしたそうです。

しかし、同じコミュニティの中でも、人に共感してもらえること・自分が共感できることばかりではないことに気づき、また分断された個を感じたとのこと。

これには、障がい当事者でない私もそういうことあるよなと共感しました。

同じ境遇で頑張っていると思っている会社の同僚でも、すべてが共感できるわけではないし、友だちも家族もそう。

よく考えれば当たり前ではありますが、自分と全く同じ人なんていないのだから、結局は自分と相手を重ねてしまうと苦しいのだろうなと思います。

ある程度独立した個を保ちながら人とつながらないと、相手の言葉や考えに振り回されてしまうというのは私もよく感じます。

大事な友人などに仕事の愚痴や悩みを話して共感してもらえると思ったら、うまく伝わらなかったことは、誰しも1度はあるのではないのでしょうか?

痛みが静かな悲しみに変わるには

人に自分の悩みを話すときには、相手の時間を奪うことや心労的負担を心配してしまう。

また、上記のように思っていた反応と違う反応で傷つけられてしまうかもしれない。

でも、それでも同じ話を何度もしてよい場所が必要だと熊谷さん(著者の一人)は言います。

「その話前も聞いたよー。」と言われるのは恥ずかしい。

同じ話は同じ人にはしちゃいけない。

そんな思い込みは私にもあります。

ただ、同じ話をすることを必要としている人がいることは確かだと気づきました。

誰かの悩みを聞いたときに「前もその話聞いたよ。」と伝えるのは、場合によって避けるべきことだと感じました。

話したいときに話したいことを話せばいいですよね。

同じ話をしちゃいけないって確かに変。

つながりとは?

”つながり”がテーマのこの本は著者2名の共著と言うこともあって、かなり話が広がっていきます。

最初は”つながらない”綾屋さんと”つながりすぎる”熊谷さんと正反対にとらえましたが、2項対立で見ようとすると大事なことがずいぶん落ちていくように感じました。

人によって響くポイントが変わりそうです。

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